蝦夷の首長だった阿弖流為と母礼(モレ)の首塚か胴塚か定かではないが、斬首されたと言い伝えられている場所が大阪に何ヵ所か伝わっているが、その有力候補地を訪れた。
その碑は公園の中に在り、訪れた当日は残り恵比寿で賑わう神社の隣だった為に大変な人出であった。
中には幼児を碑の前で手を合わさせている。
碑に縁の方たちか、この地域の風習か?
その幼児の後に、碑前に立たせてもらったが、硬く穏やかならぬ気を感じた。
もしこの地が阿弖流為と母礼の斬首の場だったら、未だ彼らの怒りは収まっていないのかも、などと思った。