先日、化学物質過敏症の方から問い合わせがあった。

弟子が対応して、遠方なので遠隔治療を勧めつつ、初診時は来院が必要と説明した。
これが遠隔治療の基本である。

ただ、私が化学物質過敏症を発症した時と同じレベルだったら公共機関を使うにしても、車でいらっしゃるにしてもかなり勇気がいるだろうし、ここまで来るのは難しいだろうと感じた。

そして今朝、気がかりだったので遠隔診断してみた。

やはり重度であった。

まず、大阪の空気には堪えられないだろうし、交通機関も堪えられないだろう。

私が化学物質過敏症になって、北里大学や関西労災病院に問い合わせた時に、「来ていただければ診断は出来ます」という返答に落胆したことが頭をよぎった。

しかし、電話番号も聞いていないので、こちらから連絡もとれない。
やきもきするばかりである。

往診も考えるべきなのかも知れない。
化学物質過敏症になって以来、遠く離れた場所を訪れたことがない。

私自身も不安であるが、電話の方はもっと不安なことだろう。