ぎっくり腰が内臓の病気と繋がっているなど知らない方が多い。
鍼の臨床に長年携わってくると、過去にぎっくり腰の経験の数の多さや、大きさと骨盤内臓の病の発症率とは関わりがあることがわかる。
病院(現代医学)では整形外科的疾患と内科的疾患との関連に気付かないのであろう。
骨盤内臓とは腸下部、肛門、膀胱、卵巣、子宮などである。
これらの消化器科、泌尿器科、婦人科などの疾患が、過去のぎっくり腰に起因していることがあるのである。
若い頃にぎっくり腰を何度もしたという患者さんには、骨盤内臓の疾患に注目しなくてはならないのである。