大人の患者は、自分の選択した生活の結果により病気になって、そして来院される。

また、来院するかしないかは自分の意思である。

しかし、子供の来院するか来院しないかは自分の意思や選択ではなく、親の意思や選択である。

子供には長い将来があり、子供の頃の病む病まないは将来に大きく関わる。
しかし、親や周りの大人はその事を知らない。
場合によっては子供の病気を笑い飛ばす者もいる。

将来あると想像される良い子が病気になっている時、周りの大人を診てしまう。
子供に影響力がある大人が無知だったら、その子の将来思い不憫に感じてしまう。
私は、周りの大人の無知により、病気になった子供や大人を開業以来嫌になるほど見させてもらった。

だから子供の患者には、少し強引に来院の継続を勧める事が多い。