人が病気になった時、原因が距離的、時間的に近い場合、原因は簡単に見つかる。

しかし、距離的、時間的に遠い場合、原因は見え難くなる。

例えば、2時間前に牡蠣を食べ、嘔吐下痢をしだしたら、牡蠣に中ったことが見えてくる。
しかし、食品添加物(化学物質)で、化学物質過敏症やアレルギーが発生しても、原因が遠い過去にある場合が多く、また特定も出来ない。このような場合、何が原因で何をすれば避けられるのか、治るのかが見え難い。

そして、原因を作った者の特定も出来ず、病んだ者のの泣き寝入りでしかない。そして、改善の道も見えて来ない。

原因を知らずに発しているのなら仕方もないが、行政や企業は原因を知りつつ知らんふりしている場合も多いように思う。

知る者は賢者、知らない者は愚者とでも云うのか。

賢者は先を照らすべき者であろう。