現代医学は日々発展している。しかし、実際に提供される医学は最先端のものではなく、少し控えたところのものである。
その訳は、大衆が納得できる内容でないからである。大衆の判断力では最先端の医学を理解できない。
また、経済との整合が得られない最先端医学は世に出られない。
東洋医学に於いては、日々劣化し、本来の東洋医学は、過去のものとなりつつある。
古の人らは生きることを肉体と魂との合体であり、肉体が朽ちることを死とした。
そして、肉体と魂とをつなぐものが気であり、気を頼りにした診断と治療を善しとした。
このような原理を見失い、肉体のみを意識するようになり、肉体に対する治療が主流になりだしたのである。
古の東洋医学は、気を調整する術が主流であった。
気を調整する道具はシンプルである。また道具を必要しないのである。
私は古の東洋医学にこそ医学の根っこがあると思う。
また、最先端の現代医学にこそ本物の医学があると思う。
古の東洋医学と最先端の現代医学とは目に見えないところに大事がある点で一致すると思う。
化学物質過敏症は現代東洋医学では認識できないし、大衆も認識できない。
しかし、気を頼りにした東洋医学は認識できる。
化学物質過敏症を現代医学の最先端は認識するが、一般的現代医学も大衆も認識できない。
しかし、現実は化学物質過敏症の患者が溢れている。