現代医学では整形的疾患と、内科的疾患との繋がりは言わない。
しかし、気的医学では深い繋がりがある。
気的医学では、症状がある時には必ず気の減少があり、患部は必ず気の減少した部分である。
そして気の少なくなった部位は、地割れが連なり増えていくように、連鎖していくものだ。
元気な子供なら、傷を自力回復することも出来るが、年を取るに従いその能力も減り、連なり増えることが多くなる。
それでも、良い治療や養生を行うことで食い止めるのは不可能ではない。
整形的疾患と内科的疾患の関わりを上げると次のようなものがある。
整形的疾患として歩き過ぎて膝の腱を痛めた場合、膝の気の減少がおこる。
それを放置すると経絡を伝わり腰の気の減少に繋がる。そこから骨盤内臓の気の減少となり、骨盤内臓の疾患となりえる。
反対に急性虫垂炎で手術すると、手術痕の気の流れが悪くなり、結果右下腹部の気が減少する。そこから同じ経脉上にある、右下肢の気の減少を招き、右膝痛などの疾患を引き起こす。
このように体中の気の減少は、整形外科、内科関係なく何か症状が有れば、早期に症状改善に努めるのが最良の予防と治療に繋がる。
精神的疾患も然り。