周りの者は私のことをへんこだと思っているだろう。

こだわりの多い人間だと思われているだろう。

あれは食べないこれはしないが非常に多いからだ。

世の中は人は同じと捉えた方が都合がいいので、皆同じというところからスタートする。

皆と同じか勝っている場合は問題ないが、劣っている場合は大変である。

私の父親などは、「弱いヤツはアホや!」が持論だったから、弱い私の場合、大変であった。

人は皆、体力、感性、能力などに違いがあり、同じではないのである。

だから皆同じに扱うと能力が足らない者は付いていけないし、悪い評価をうけ、また周りに迷惑を掛けることとなる。

能力ある者をない者に合わす必要はない。

能力ない者も能力ある者に合わす必要もないと思う。

わたしはこのように考えるようになって病気とうまく付き合えるようになった。

来院される患者さんの多くは「自分が弱いことに気付いていない」か「プライドが高いか、人に気を遣うか、人に合わせようとする」かのどちらかである。

自分の能力を知り、自分が疲れることなく居られるポジションを探すことが大事である。

そうすることで病気から逃れられるのである。

子供の頃は周りの人や親の言うことをよく聞くいい子だった。

しかし、いつの頃からか、人の言う通りとった言動の責任は自分が取らなければならないことに気付き、それ以来人の言うことをあまり聞かなくなった。